意外と知らない？穴場スポットやちむん通りの魅力
日本国内でも訪れたい県で常に上位にランクインしている観光地といえば、沖縄です。最近では、海外でも人気の観光地となり、国内外からたくさんの観光客が年間通して訪れ、温暖な気候と透き通るような海が多くの観光客を魅了しています。
その沖縄観光といえば、青く、透き通った海と白い砂浜、さまざまな魚と触れあえる美ら海水族館、沖縄料理、国際通りでのショッピングなど、魅力的なスポットがたくさんあり、1年を通して観光を楽しむことができます。沖縄旅行の鉄板といえば、海水浴を楽しんだ後、国際通りで買い物をして、おいしい沖縄料理のディナーを食べる、といった一般的な観光ルートから、那覇空港でレンタカーを借り、海沿いをドライブしながら美ら海水族館を楽しみ、水平線に沈む夕日を見ながら優雅にディナーといった、さまざまな沖縄旅行スタイルがあります。そんな沖縄は何度訪れても飽きない、常に魅力にあふれた場所だと言えますが、沖縄には、もっと沖縄の魅力を感じさせてくれる魅力的なスポットがあるのです。
やちむん通りというストリートがあることをみなさんはご存知でしょうか。那覇市に位置し、国際通りからほど遠くないところに位置しているこの通りには、昔ながらの沖縄の風景の残っていて、沖縄独特のゆったりとした時間が流れています。さらに、この通りのエリアは、戦争での被害が比較的少なかったため、古い沖縄の町並みを現在でも楽しむことができるのです。沖縄旅行では、必ず訪れるといってもいいほど有名なストリートである国際通りから徒歩15分ほど、ゆいレールの牧志駅から徒歩10分ほどでアクセスすることができます。
この通りの名前にもなっている「やちむん」は、沖縄の方言で「焼き物」を表しています。そのため、この通りにはたくさんの焼物、陶器のギャラリーや工房が立ち並んでいます。実際に通りを歩いてみると、食器類などのかわいらしい陶器や焼物がたくさん売られていて、見ているだけでも楽しい気持ちになります。沖縄の伝統的な陶器ですが、渋い雰囲気のものばかりではなく、現代風にアレンジされ、かわいらしいデザインのものや、カラフル絵柄がついているものもあり、友人や同僚へのお土産や自分用に、とたくさん買い込んでしまいたくなります。沖縄旅行のお土産はいつもちんすこう！と考えている方、次の沖縄旅行では、やちむんの陶器や焼物を仲の良い友人にあげてみてはいかがでしょうか。
また、沖縄に行ったからには、シーサーが欲しい！と考えている方も多いのではないでしょうか。このストリートでは、シーサーも多く販売されています。大小さまざまなシーサーが売られており、渋い顔、怖い顔をしたシーサーから、かわいらしい顔をしたシーサーまで、いろいろなシーサーと出会うことができます。通りを歩いて、たくさんのシーサーと出会って行く中で、自分にぴったり合う、運命のシーサーと巡り会えるかもしれません。もし、運命のシーサーに巡り会えなくても大丈夫です。なんと、手作りシーサー体験ができる工房があるのです。自分にぴったり合う大きさ、色合い、表情を自分自身で考えながら手作りしていくことができます。世界に一つのオリジナルシーサーを作ることで、沖縄旅行のステキな思い出のひとつになるでしょう。もし、旅行中に時間に余裕があれば、シーサー体験してみるのもおすすめです。
また、この通り沿いには、那覇市立壺屋焼物博物館というやちむんの歴史を知ることができる博物館があります。通りを少し歩き疲れたという方には、この博物館に立ち寄ってひとやすみされることをおすすめします。琉球王朝時代からの沖縄の陶器の歴史を知ることができ、また、博物館内に展示されている沖縄独特の焼き物を楽しむことができるでしょう。さらに、博物館でやちむん独特の歴史や技法を学んだ後、また通りを歩いてみるとひと味違ったやちむんの魅力を感じることができると思います。
また、この通り沿いには、沖縄独特のゆったり雰囲気が漂う、リラックスした気持ちにさせてくれるステキなカフェがいくつもあります。もし、通りを歩いていて、疲れてしまったら、もしくは、何を買おうか迷ってしまったら、一度すてきなカフェに立ち寄って、ゆっくりと休みながら、何を買おうかな、と考えてみるのも楽しいでしょう。古い町並みの中で、古民家スタイルのカフェに立ち寄り、コーヒーを飲みながら、ゆったりとした穏やかなひとときを過ごすことができるのも、このストリートの魅力のひとつです。
もし、これから有休をとって沖縄へ行こうと計画されている方、次の休みや沖縄に行こうかな、と考えている方、ぜひ沖縄を訪れる際はやちむん通りまで足を伸ばしてみてください。今までの沖縄旅行では体験できなかったステキな体験や、今まで知らなかったすばらしい沖縄の歴史や文化を知る事ができます。やちむん通りを訪れることで、新しい沖縄を発見することができるでしょう。"
