沖縄を楽しく旅行しよう！
沖縄というと、青い海、青い空を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。アクティブな沖縄観光も良いですが、沖縄県立博物館・美術館でゆっくり沖縄について学んでみるのもおすすめです。
沖縄県立博物館・美術館は、沖縄都市モノレールの「おもろまち駅」下車で徒歩10分、路線バスの「おもろまち駅前」下車などで行くことができますし、駐車場も140台と豊富にあるのでレンタカーなどを利用しても良いでしょう。すぐ隣には運動公園もあり、子どもが自由に身体を使って伸び伸びと遊ぶことができる場所もあり、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
博物館では常設展示と企画・特別展示があります。常設展示では、沖縄の自然や歴史、文化などを分かりやすく展示してあります。沖縄は本島から遠く離れ、日本ではなかった時代もあります。
しかし、海によって海外の国々と結びつき、交易をし、独自の文化を開かせてきた経緯があります。とても難しい歴史を辿ってきたのです。だからこそ生まれた文化や歴史を多くの人に知ってもらい、沖縄について興味を持ってもらう機会をつくるのがここなのです。また、他の島々から離れているからこその独特の自然があります。沖縄固有のものも少なくありません。それら自然についても知ることができるのです。
ここでは、一年に2回、特別展示を行っていて、日本や海外の文化財の調査の結果を展示しています。さらには、年に4回、企画展示を行っていて、特別展示よりは規模は小さいものの、さまざまなものを展示しています。さらには「ふれあい展示室」があり、自然のしくみや先人達の知恵など、沖縄のことがより子どもにも分かりやすいように体験しながら学ぶことができる場所があります。直接手に触れながら学習することができる37の体験キットがあるので、誰もが気軽に沖縄について知ることができます。日本語だけでなく、英語や中国語などにも対応しているアプリもあります。また、毎週土曜日には「ふれあい体験ワークショップ」も開催されているので、開催時間を事前に確認しておき、参加してみると良いでしょう。
美術館にも常設展と企画展があります。常設展では、沖縄の作家さんや沖縄ゆかりの作家さん達の近現代の美術作品を中心として、日本各地やアジア諸国、アメリカなどの現代美術作品を展示してあります。年に3～4回の展示替えを行っているので、沖縄を訪れる旅に美術館へ行っても違う作品を楽しむことができます。企画展では沖縄に関する展示やピカソなどの有名画家、またはジブリやディズニーなどの展示まで幅広い展示を行っています。開催されている期間が決まっているのでしっかり調べてから行くと良いでしょう。
ミュージアムショップやカフェもあるので思い出の品を購入したり、のんびりゆっくり休憩することもできます。普段は18時まで、金曜日と土曜日は20時まで観覧することができるので、時間を気にせず作品を鑑賞できますし、デートなどにもぴったりです。年間パスポートもあるので、何度も訪れたい時などには有効的に利用すると良いでしょう。
「沖縄県立博物館・美術館」は展示をしている施設であると同時に資料や作品の保護や研究を行っている施設でもあります。なので、資料保護のため、照明を暗くしてあるところがあったり、温度や湿度が一定に保つことができるようになっているために外気との温度差があったりすることがあります。また、水や食べ物を飲んだり食べたりできる場所も限られています。また大きな声を出したり、子どもが走り回ったりすることも周りの方の迷惑になるのでやめましょう。それらの基本的なきまりをきちんと守り、たくさんの人が楽しく鑑賞したり沖縄について学んだりすることができるように皆で協力していくことも大切なことです。
沖縄の独自の文化や自然、歴史を多くの人が博物館や美術館で知り、それを自分の住んでいる地域に持ち帰り、より多くの人に話したりお土産を渡したりすることで広めていくということは重要なことと言えます。沖縄は本島と陸で繋がっておらず、飛行機や船でわざわざ訪れないと行くことができない場所です。そのような沖縄に行った人がクチコミや話などで人に伝え、またその人達が訪れたいと思うことが大切なのです。
アクティブに海や空にばかり目を向けるだけでなく、歴史や文化などにもここの博物館や美術館で触れ、沖縄の印象が変化して「このようなこともあった場所なんだ」「何だか私達とは違うところがあるね」などと感じるということを体験できるのがここなのです。沖縄に旅行に行く時には旅程の中にここの博物館や美術館を組み込むと一味違った沖縄旅行となるでしょう。今まで訪れたことがなかった人達にもおすすめのスポットと言えます。特に子どもや若い人など、沖縄が日本でなかったことがある時代すら知らない人も増えています。だからこそ、伝え、紡いで、知らせることが重要なのです。
